
引用:https://lexus.jp/models/concept-cars/
トヨタ自動車は2027年までに高級ブランド「レクサス」の電気自動車を4車種投入する方向を示しました。AI技術も駆使した車種になる予定で世界から注目が集まっていますが、今回はその4車種の具体的な考察記事としています。
1. レクサス LF-ZC
レクサスは2023年10月25日、ジャパンモビリティーショーにて次世代バッテリーEV(BEV)コンセプトモデル「LF-ZC」を世界初公開しました。
このモデルは、全長4750mm、全幅1880mm、全高1390mm、ホイールベース2890mmの5ドアクーペスタイルのBEVで、2026年の導入が予定されています。次世代電池パフォーマンス版(角形)の搭載により、航続距離1000kmの実現を目指しています。また、新モジュール構造「ギガキャスト」の採用や、ソフトウェアプラットフォーム「アリーンOS」の導入により、先進的な機能と高い効率性を備えています。
2. レクサス LF-ZL
LF-ZLは、2023年のジャパンモビリティーショーでコンセプトが発表されたフラッグシップモデルです。発売はLF-ZCよりも遅く、2027年以降が想定されています。全個体電池の採用や、トヨタの実験都市「Woven City」での研究成果が実装される可能性があります。モデル名が示す通り、レクサスの最上級モデルとして位置づけられ、現行のLSを置き換える可能性も考えられます。
3. レクサス LF-ZV
トヨタはLF-ZCとLF-ZL以外に、LF-ZVという名称も商標登録しており、未発表のコンセプトカーが存在すると考えられます。具体的な詳細は明らかになっていませんが、レクサスのBEVラインナップ予告画像には、ハッチバックの背を少し高くしたようなクロスオーバーモデルが写っており、これがLF-ZVの可能性があります。また、コンバーチブルモデルとして登場する可能性も指摘されています。
4. レクサス LFA 後継モデル
トヨタは、レクサスのスーパーカー「LFA」の後継モデルを開発中であると報じられています。この新型車は、500~600馬力を発揮するツインターボV8エンジンを搭載し、欧州のサーキットでテスト走行が確認されています。具体的な発売時期は未定ですが、レクサスのスポーツカーラインナップにおける新たな旗艦モデルとして期待されています。
まとめ
今回投入する電気自動車(EV)は一回の充電で約1,000㎞の走行を目指し、また人工知能(AI)を使った先進技術を搭載したまさに「次世代EV」とする方向で、トヨタ自動車は2030年にはレクサスで販売するすべてをEVに切り替えるともしています。解説した4車種のこれらのモデルは、レクサスの電動化戦略と先進技術の導入を象徴するものであり、今後の動向が注目されます。


