副業が当たり前になりつつある現代。本業の収入だけでは将来が不安、子供の教育費や住宅ローンを考えると収入を増やしたい、と考える30代・40代の家族持ちの方も多いでしょう。しかし、副業にはメリットだけでなく、見逃せないデメリットも存在します。今回は、副業の「リスク」に焦点を当て、家族持ちの方が注意すべきポイントを詳しく解説します。どの項目も注意をすれば解決できることばかりですので、この記事を読んで副業を始める前のリスクヘッジを完璧に行いましょう!
1. 家族との時間が減る
副業を始めると、当然ながら自由な時間が削られます。本業が終わった後や休日を副業に充てることになり、家族と過ごす時間が減ってしまいます。特に小さなお子さんがいる家庭では、一緒に遊ぶ時間や話す時間が減ることで、親子の関係が疎遠になるリスクがあります。また、配偶者との会話が減ることで、家庭内のコミュニケーション不足につながり、夫婦関係が悪化するケースも。副業に熱中しすぎるあまり、気づいたときには家族の絆が薄れてしまっていた、ということもあり得ます。

2. 体力的・精神的な負担が増大
本業だけでも十分に疲れるのに、副業まで手を出すと体力的に厳しくなります。睡眠時間を削って副業に取り組むことで、慢性的な疲労やストレスを抱えることになり、健康を損なうリスクが高まります。また、副業で成果が出ないと「せっかく時間を割いているのに稼げない」と焦り、精神的にも追い込まれることがあります。特に、思ったより収益が上がらない場合、副業を続けるべきかどうか悩みながら日々のストレスを抱えることになります。

3. 本業のパフォーマンス低下
副業をしていると、どうしても本業に対する集中力が低下しがちです。副業のことばかり考えてしまい、本業に身が入らなくなったり、仕事の効率が落ちたりすることもあります。また、睡眠不足や疲労がたまると、仕事のミスが増えたり、評価が下がったりするリスクも。本業での信頼を損なえば、昇進や昇給に悪影響を与え、結果的に収入アップの機会を逃してしまう可能性もあります。

4. 収入が不安定で予想通りに稼げない
副業を始めたからといって、必ずしも収入が増えるとは限りません。特にブログ、YouTube、せどりなどは収益化までに時間がかかり、最初の数ヶ月はほとんど稼げないこともあります。また、仮に一時的に収入が増えても、その後ずっと安定して稼げるとは限りません。市場の変化や競争の激化、プラットフォームの規約変更などにより、突然収益が激減するリスクもあります。副業が成功する保証はないため、最初に期待しすぎると、思うようにいかず挫折することも少なくありません。

5. 税金や確定申告の手間が増える
副業で一定の収入を得ると、確定申告が必要になります。これまで会社で年末調整をしてもらっていた人にとっては、確定申告の手続きが面倒に感じるかもしれません。また、副業の収入が増えれば住民税も上がります。会社に副業を隠している場合、住民税の変化によってバレるリスクもあるため、税務知識をしっかり身につける必要があります。

6. 会社の規則違反になる可能性
副業を禁止している会社もまだ多く、就業規則で明確に「副業禁止」となっている場合、副業をしていることがバレると懲戒処分を受ける可能性があります。特に、本業と競合する業種で副業をしてしまうと、会社の利益相反に当たり、トラブルに発展することもあります。副業を始める前に、必ず会社の就業規則を確認し、リスクを理解した上で行動することが大切です。

7. 初期投資や経費がかさむ
副業の種類によっては、初期投資が必要になることがあります。例えば、せどりを始めるなら仕入れ資金が必要ですし、ブログやYouTubeを始める場合でも、サーバー代や機材費がかかることがあります。また、売上が伸びないうちから経費ばかりかかってしまうと、結果的に赤字になることも。初期費用が必要な副業の場合、リスクを十分に考えた上でスタートしないと、家計を圧迫することになります。

8. 副業がストレスになることも
副業は「好きなことをしてお金を稼ぐ」イメージが強いですが、実際には思ったように稼げない、作業が地道でつらい、競争が激しくストレスがたまる、といった問題が発生することも多いです。特に、納期や売上のプレッシャーがある副業は、本業以上にストレスを感じることもあります。副業が原因で精神的な負担が増し、生活の質が低下してしまう可能性も考慮すべきです。

まとめ:副業は慎重に考えてから始めるべき
副業には確かに収入を増やすチャンスがありますが、それ以上に負担やリスクも存在します。特に、30代・40代で家庭を持っている場合は、家族との時間や健康、仕事への影響をしっかり考慮することが大切です。もし副業を始めるなら、リスクを理解した上で無理のない範囲で取り組みましょう。本業や家庭を犠牲にせず、余裕を持ってできる副業を選ぶことが成功の鍵となります。逆にこの記事のデメリットに注意して、副業の弱点を理解したあなたはすぐに副業を始める条件が整っているといえます!ぜひチャレンジしてみてください!
